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低温TiC トーヨー・低温タイシーコーティング

高硬度と滑り性が良く、耐摩耗性が極めて高く密着性に優れたコーティング

低温TiCはPVDによるTiCコーティングで、PVDとCVDの特長を兼ね備え、PVDのもつ寸法・形状精度の高さと、TiC(CVD)のもつ金型・工具の寿命を各段に高める機能を有するコーティングです。

CVDのTiC膜は硬くて滑り性が優れているため、高張力鋼板用のプレス金型など高負荷のかかる金型に使用されます。一方、PVDは、処理温度が500℃以下の低温であり、熱変形が少なく寸法・形状精度に有利です。そのため、精度の面からPVDをプレス金型にコーティングするケースが増加しています。

トーヨー・低温タイシーコーティングはこうした「プレス金型の寸法・形状精度が高く、耐摩耗性に優れたコーティング」 のニーズに対応させる事に成功しました。

  • 特長

  • 低温TiCは極めて硬い被膜です。
    (30~42GPa(ビッカース換算 Hv2800~4000))

  • 硬さと低摩擦により、耐摩耗性が極めて高い。

  • 高強度の皮膜で耐剥離性が高い。

  • 500℃以下の低温処理のため形状や精度が維持できる。

  • 用途例

  • 各種プレス金型

  • 高負荷冷間鍛造金型・工具

  • 精密ロール成形型具

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