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ニュースリリース

2024/10/18

横形内面研削盤と歯車研削盤の新モデルを開発
- JIMTOF2024に、自動化・省人化に応える2つの研削盤を出展 -

トーヨーエイテック株式会社(本社:広島市南区、社長:早野祐一)は、横形内面研削盤「THG-35C」と歯車研削盤「TGG-26-2W-HS」の新モデルを開発し、来る11月5日(火)から東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2024 第32回日本国際工作機械見本市」に出展します。

今回の展示会では、高精度・高生産性の実現、自動化・省人化や作業性・操作性の向上、脱炭素への対応など、製造業の課題に対するソリューションを提案いたします。

【横形内面研削盤:THG-35C】
THG-35Cは、工作機械主軸等の長尺工作物に対応するチャックタイプ横形内面研削盤です。現行機(T-1254N)を発展させ、安定加工を実現する新素材の採用と、芯出し作業の自動化を盛り込み、「高精度加工における熟練作業レス化」を提案いたします。

<THG-35Cの主な特長>
 ① 加工時の温度変化を最小化、安定加工を実現
   新開発のクロステーブルには、X軸とZ軸にフルクローズド制御を採用し、ベッドにはミネラルキャストを採用しました。高い振動減衰
   性と優れた熱安定性により、高精度で安定した加工を実現します。
 ② 長尺加工で課題の芯出し作業を自動化
   工作物の外周、端面部の偏心量を計測し、チャック、ワークレストの位置調整を自動で行います。
 ③ 作業性、操作性を向上させた新デザイン
   機内への寄付き性を高め、作業性を向上。操作盤は2画面化し、可動範囲も拡大することで、操作性も向上しました。

JIMTOF2024では、自動芯出しや主軸テーパ加工の実演展示を行います。

【歯車研削盤:TGG-26-2W-HS】
TGG-26-2W-HSは、小径歯車や軸付き歯車の高能率加工を実現する歯車研削盤です。ATC装置による砥石の自動交換や、チャックのワンタッチ交換など自動化・省人化技術を盛り込み、「歯車研削のスループット最大化」を提案いたします。

<TGG-26-2W-HSの主な特長>
 ① 小径歯車も高速砥石軸&高速ワークヘッドで高能率に加工
   小径砥石を採用し、最高回転速度13,500min-1の砥石軸と、6,000min-1のワークヘッドを開発しました。十分な周速を確保し、高能率
   加工を実現します。
 ② 砥石自動交換による長時間連続稼働
   ATC装置を搭載し、砥石摩耗時の自動交換が可能です。
 ③ 段替え作業の省人化
   工作物を保持するチャックとテールストックは、工具レスのワンタッチ交換を可能とし、さらに歯面割出し装置の位置調整も自動化。
   段替え作業時間を大幅に削減しました。

JIMTOF2024では、立形複合研削盤TVG-20C-2Sとロボットで連結した「歯車研削ライン」にて展示を行います。TVG-20C-2Sで歯車の内径と端面を研削し、TGG-26-2W-HSで歯面研削を行う実演展示をいたします。

参考

THG-35C

■主な出展機仕様

据付寸法(間口×奥行×高さ)

: 4,250×2,410×2,100mm

研削できる最大内径

: Φ350mm

研削できる最大長さ

: 350mm

TGG-26-2W-HS

■主な出展機仕様

据付寸法(間口×奥行×高さ)

: 2,440×2,050×2,850mm

研削できる最大外径

: Φ260mm

研削できる最大幅

: 220mm