ニュースリリース
2005/7/28
欧州のEMOショーに小型内面研削盤「T-11JAS」を出展
~欧州での販売拡大を狙いに、同社初のEMOショー出展~
トーヨーエイテック株式会社(本社 広島市南区、山本健一社長)は、9月14日(水)から21日(水)までドイツのハノーバーで開催されるEMOショー※注に、小型のCNC内面研削盤「T-11JAS」を出展する。同社がEMOショーに出展するのは今回が初めてのこと。
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欧州のEMOショーは、日本国際工作機械見本市(JIMTOF)、米国のシカゴショーと並ぶ世界3大国際工作機械見本市の一つ。同社では、JIMTOFやシカゴショー、中国国際工作機械展覧会(CIMT)など有力なマーケットでの展示会へは継続的に出展して積極的に拡販活動を行ってきた。しかし、欧州については歴史のある有力な工作機メーカーが多くあることなどから、これまではベアリング業界を中心とした限定的な販売活動にとどめ、欧州最大の工作機械の国際見本市であるEMOショーにも出展していなかった。
近年、自動車業界や家電業界をはじめ日本企業の欧州進出が加速されるなど、欧州、特に東欧におけるビジネスチャンスが拡大してきている。このため、同社ではEMOショーを「TOYO」ブランドの認知度向上と拡販の場として位置づけ、積極的に活用することを決めたもの。
今回出展するT-11JASは、昨年末に発売を開始したCNC内面研削盤「T-11JA」をベースに特別仕様を織り込んだ機種である。T-11JAは高機能普及型の内面研削盤として好評を得ており、発売開始以来、既に約40台を受注している。今回のEMOショーでは、自動車部品やコンプレッサ部品の高精度加工用として、高剛性の主軸を採用するとともに砥石軸の剛性を高めたほか、加工物の取り外しを自動にするなど、より高精度・高能率の機械に仕上げている。
同社では出展機の T-11JASのほか、説明パネルや加工サンプルなどの展示品に加え映像を活用し、内面研削盤の幅広いバリエーションや、独自商品であるシリンダーブロック(エンジン)仕上げ加工用のボアフィニッシャなどを紹介する予定である。
※注 EMOショー :2年に1度、 欧州工作機械連盟が主催する工作機械の国際見本市。 ドイツとイタリアの2カ国による交互開催(ドイツは2回連続)で、次回はイタリアのミラノとなる。 トーヨーエイテックのブースNo.は11ホールB24。