NewsRelease

2005/07/26

変速機用オイルポンプ、生産累計1000万台を突破
- 1985年の 生産開始から20年で達成  -


 トーヨーエイテック株式会社(広島市 南区、社長 山本健一)は、変速機用オイルポンプの生産累計が1000万台を突破した。1000万台を突破したのは6月17日のことで、同社がオイルポンプの生産を開始して以来20年と4カ月での達成である。記念となる1000万台目はマツダ向けのAT(自動変速機)であるFN型5速用のオイルポンプ。会社の創立55周年にあたる7月26日に記念式典を開催し、山本社長をはじめ役員や自動車部品事業に従事する社員が出席して1000万台達成を祝った。

 トーヨーエイテックがオイルポンプの生産を開始したのは1985年2月のこと。工作機械で培ってきた油圧技術や生産技術などを活かして、マツダ向けのAT用オイルポンプ(ベーンポンプ式)を開発したのが始まりである。1989年には、コスト低減と燃費向上を図るため新たにギヤポンプ式のオイルポンプを開発し、生産を開始。さらに、2002年8月には自動車用変速機の専門メーカーであるジヤトコへもオイルポンプの供給を開始し、自動車部品事業の拡大を図った。ジヤトコヘはCVT(無段変速機)用として、小型FF車と大型FF車に搭載する2種類のオイルポンプを供給している。
  また、昨年3月にはマツダ向けFN用オイルポンプの増産ラインが完成し、FN用オイルポンプの生産能力が倍増した。現在、同社のオイルポンプ生産ラインは、マツダ向けAT用が3ライン、ジヤトコ向けCVT用が2ライン、合計5ラインとなっている。

 前期(2005年3月期)の自動車部品事業は、マツダ向けとジヤトコ向けの両方のオイルポンプが好調に推移したため、年間の生産台数は766,605台、売上高は48.2億円となり、2004年3月期の541,845台、35.4億円と比べ大幅に数字を伸ばした。生産台数では1995年3月期の75万台(売上高は47.9億円)を超えて過去最大となり、売上高では1991年3月期の50.3億円(生産台数は66万台)に次ぐ2番目の記録となった。