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2001/06/11 |
内面研削盤のルーツを本社ロビーに展示しました
当社内面研削盤のルーツである「T‐72型内面研削盤」を本社(広島市南区)本館ロビーに展示しました。この度「T-72型内面研削盤」が顕彰されたのを機に展示したもので、ご自由にご覧いただけます。
当社が1941年(昭和16年)に開発したこの機械は、当時の世界最先端機と同等以上の性能を達成し、初の国産内面研削盤として高く評価されました。38,000回転/分という当時としては画期的な高速砥石軸やテーパ-ローラベアリングを採用した高剛性主軸、きめ細かな制御を実現した油圧切込装置、寸法精度を飛躍的に向上させたインプロセスゲージ装置などが、戦後の工作機械の模範となりました。
このような歴史的な意義が評価され、「歴史的価値のある工作機械を顕彰する会」(事務局:日本工業大学工業技術博物館内)より栄えある「ベストテクニカル賞」を受賞し、5月31日の表彰式で当社の山本社長が表彰の楯を受け取りました。
また今回の受賞の記念に、日本工業大学工業技術博物館(埼玉県宮代町)へも「T‐72型内面研削盤」を1台寄贈しました。当社に展示している機械とともに、この4月まで実際に稼動していたものです。
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