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2001/4/24 |
トーヨーエイテックの工作機械が顕彰を受ける
― 内面研削盤に高い評価 ―
トーヨーエイテック株式会社(広島市 南区、社長 山本克明)はこのほど同社の主力商品である内面研削盤のルーツとなる「T‐72型内面研削盤」が「歴史的価値のある工作機械を顕彰する会」(事務局 日本工業大学工業技術博物館内、会長 大和田国男氏)より「ベストテクニカル賞」を受賞したと発表した。5月31日に日本工業大学 学友会館で表彰式が行われる。
この顕彰事業は、「戦後のモノ作りを支えたマザーマシンを称えよう」という産学の有識者の呼びかけで1999年にスタートしたもので今回が3回目。多年にわたり好調な販売実績を持ち産業発展と国民生活の向上に寄与した工作機を称える「ロングライフ・ベストセラー賞」と、当時の画期的な技術が後世の模範となった工作機械を表彰する「ベストテクニカル賞」の二つがある。応募基準は製造されてから10年以上の実績を持つ日本製の工作機械で、昨年までに7社の計8機種が顕彰されている。
同社の山本社長は受賞について次のようにコメントしている。
「このような賞をいただくことは大変名誉なことであり非常に嬉しく思っている。当社の内面研削盤は色々な分野で高い評価を得ているが、1941年(昭和16年)、東洋工業で市販第1号として世に送り出したT‐72型がベストテクニカル賞を受賞したことはまことに光栄で、歴史の重みを感じている。これを機に一層技術力を磨き日本の産業界に貢献していきたい。」
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